JUST.DB 導入事例 JUST.DB 導入事例

導入事例

“属人化排除&柔軟なシステム運用”で
全社での自発的な業務効率化を実現

セイコーフューチャークリエーション株式会社 様

導入事例の概要

セイコーフューチャークリエーションでは、業務効率化と柔軟なシステム運用を目指し、「JUST.DB」を導入。2024年1月に検討を開始し、同年3月には早くも全社利用の環境を整えた。そしてJUST.DBの利活用も迅速に浸透させ、業務のシステム化の遅れといった従来の課題を解決するだけでなく、各部門の担当者自身がJUST.DBでシステムを構築して部門ごとの課題を解決させたことにより、従業員のモチベーション向上も実現している。今後はデータベース数を拡大しつつ、全社的に運用基準の確立を目指す予定だ。

導入前の背景

業務停滞への危機感から新システム導入を決断

従来は関連会社のシステムを間借りして利用していたが、運用が複雑になり効率が悪く、またその課題に対しての改善が難しかったことから、独自の業務システムの構築が急務であった。そうした状況から、自分たちのやりたいことを手軽に実現できるシステム導入の検討を開始した。

JUST.DB 採用の理由

完全ノーコードでの運用によって属人化を排除できる点が決め手

複数サービスを比較する中で、フレキシブルかつ属人化しないノーコード環境が実現できる「JUST.DB」が、業務規模やコスト面を含め最適であると判断。その後の導入もスムーズに進んだ。

導入後の成果

短期間で社内に浸透し業務効率化と信頼性向上を実現

現在、9部門200名が利用し、承認フローや議事録管理など20以上のデータベースが稼働。管理職のモバイル承認対応がスムーズになり、全体的な業務効率と信頼性が向上している。

やりたいことを自分自身の手で
手軽かつ迅速に実現可能なシステムの検討

セイコーグループのR&D部門が分離独立して設立されたセイコーフューチャークリエーションでは、開発・製造で培った高度な技術を応用し、グループ内外の顧客に向けて多様なソリューションを提供している。とりわけ高度な自動化技術や最新の分析技術を駆使したソリューションは、同社の中心的な事業領域と位置づけられている。

そんなセイコーフューチャークリエーションでは、設立から3年目を迎える中で業務システムの整備が遅れていることが課題となっていた。従来のシステムは、関連会社のシステムを間借りして使用していたため、運用が複雑になり効率も悪く、また、その課題に対しての改善も難しかった。「このことから、自分たちのやりたいことを自分たちで手軽に早く実現できるツールの検討と検証がスタートしたのです」と、経営管理本部 人事総務グループ 課長 矢口秀哉氏は振り返る。

属人化を排しつつ
フレキシブルに運用が可能

新たに導入するシステムとして同社では、ノーコードツールの重要性を認識し、主要4社のサービスについて比較検討を行った。その結果、機能面の多様さやフレキシブルさ、そしてコスト面から「JUST.DB」が適していると判断したのだ。

「追加費用なしでさまざまな機能が使え、さらに同時ログインライセンスにより、ユーザー数で費用が左右されない点が大きな魅力でした。また、JUST.DBはかなりフレキシブルに組み替えができ、当社の特色に合わせた調整が可能だと考えました」と、先行開発本部 先行開発部 材料化学グループ 吉川一真氏は選定理由を語る。
FA事業本部 開発設計部 FAグループ 北山智啓氏もこう続けた。「他のサービスは“ノーコード”を謳っていても実際にはローコードで、ある程度のコーディングが必要でした。一方のJUST.DBは完全なノーコードで運用でき、新システムの目的の1つである属人性の排除を達成できます」

新システムの候補がJUST.DBに絞られた後、少数のメンバーでトライアルを行い、改めてその操作性と柔軟性を確認した。そしてやはりノーコードでデータベースを構築できる点が、同社の業務に適していると判断され、最終的に導入が決定されたのだった。

わずか1.5カ月でシステム構築完了
現場部門の自発的な広がりで加速するJUST.DBの活用

こうして2024年1月に新システム導入の検討を開始し、翌々月の3月末にはJUST.DBの実運用をスタートさせるに至った。システムの構築期間はわずか1.5カ月ほどで、仮運用を含めて導入プロセスは極めてスムーズに進行した。

「特別な困難を感じることなくスムーズに導入ができたことこそが、JUST.DBの大きな特徴の1つだといえるでしょう。導入時には、細かいルールを厳密に設定することはせず、まずは浸透を優先する方針を採りました」(矢口氏)

こうした柔軟な姿勢が功を奏し、社内での利用が急速に進んでいった。

「JUST.DBの導入によって、問題意識を持つ社員が自発的にシステムを利用し始め、『こういうことができそうだ』というフィードバックが頻繁に寄せられるようになりました」と吉川氏は語る。

現在既に2拠点、9部門、約200名でJUST.DBを活用している。承認フローや議事録管理を含む20以上のデータベースが稼働中であり、各部門が業務改善へ自発的に取り組む文化も浸透しつつあるという。

「管理職が出張中でもモバイル端末で承認が可能となり、紙ベースの煩雑なやり取りが大幅に解消されたことは大きな成果の1つです」(北山氏)

さらなる利便性向上を目指し
ジャストシステムのサポートにも期待

今後もセイコーフューチャークリエーションでは、ノーコードツールの運用が属人化しないよう注意しつつ、運用基準の整備を進めていく構えだ。

「社内からも好意的な反響が多く、特に短時間で独自の課題を解決できる柔軟性が評価されています。さらに、ガントチャート機能の活用など、新たな活用方法に対する期待も高まっています。今後はまずデータベース数を30~40個まで拡大し、全社的に運用基準を確立していく予定です」(矢口氏)

「データベースの設計思想や目的を明確にし、引き継ぎ時のメンテナンスがスムーズに行えるようにするためにも、やはり要件定義が重要になるでしょう。そこはジャストシステムさんの力も借りながら進めていきたいところです」と、吉川氏は今後の期待を語った。

矢口 秀哉 氏

セイコーフューチャークリエーション株式会社
経営管理本部 人事総務グループ 課長

矢口 秀哉 氏

吉川 一真 氏

セイコーフューチャークリエーション株式会社
先行開発本部 先行開発部 材料化学グループ

吉川 一真 氏

北山 智啓 氏

セイコーフューチャークリエーション株式会社
FA事業本部 開発設計部 FAグループ

北山 智啓 氏