●「原点に戻り、スタートする。」をテーマに、変わらないようでありながら実は最先端を走っていると言うことで、このデザインが最高です。
●「一太郎」ここにあり、と、堂々と宣言できる重々しさを持っているパッケージである。
●一太郎は、若いときから仕事と一緒でした。定年退職後もふれあいがより深まりました。「変わらぬ一太郎」がうれしいです。
●直線と曲線がうまく融合しており、また筆時の大胆さも感じられて、思わず手に取りたくなるデザインである。
●1985年頃でしょうか、浮川氏*がYシャツ姿で汗を垂らし、秋葉原で私が勤めるパソコンショップへ飛び込んできたのが「一太郎」との出会いの始まりでした。当時のワープロはどれも癖をもち、顧客毎にすすめるソフトが異なり苦労していました。が、浮川氏がたどたどしくも一生懸命説明する姿を見て、はじめて目にするワープロにかけてみることにしたのです。その結果は言うまでもありませんね。A案はそんな当時を思い出すパッケージなので選ばせて貰いました。
*ジャストシステム前会長 浮川和宣
●いつまでも変わらない、「普遍さと力強さ」。これが、私の一太郎に対するイメージです。Ver.3の頃からの、お付き合いです。
●一太郎は、ATOKと並んでやはり日本人の象徴と言えます。なので、一筆入魂の勢いがある、A案を推したいと思います。
●一太郎と言えば、なんと言っても「これ」ですね。20年前からの熱烈な一太郎ファンの支持と、獲得すべき新ユーザーへのアピール。とちらも満たし得るデザインだと思います。
●日本語にこだわりを持つ人の美しい日本語綴りをサポートする一太郎。その一太郎にふさわしい筆文字の力強さ。筆文字こそ日本の伝統の象徴。筆文字の「一太郎」を見ると伝統ある美しい日本語、わかりやすい日本語が綴れそうな気がする。
●一太郎には他のソフトのように、コロコロ変わるイメージを持って欲しくない。常に、日本人による・日本向けの・美しい日本語ソフトであって欲しい
●毛筆は自在に変化できる書体。情勢状況に変化対応でき、然も力強さも表現できるので。バックの赤は情熱を、ATOKの進化に期待を込めます。
●タイプライターで左側から文字を打つのではなく、白い紙の自由な位置に文字を書いていく、一太郎にはそのコンセプトが大切だと思っています。活字ではなく、筆文字のイメージを選びました。
●「一太郎」は時代とともに変わってきた、そしてこれからも変化していくだろう・・しかし、日本語のために作り上げられたコンセプトは、いつの時代になっても、変わらない。
パッケージ投票事務局より
「一太郎=赤、筆文字」というイメージを持たれている方々が非常に多いことがわかりました。なお、こちらのパッケージは一太郎Ver.4〜8を担当したカリグラフィー作家の進藤洋子さんに制作をお願いしました。なお、進藤洋子さんより、今回の一太郎に込めた思いについてコメントをいただきましたのでご紹介します。
「今回の一太郎への思いは、愛されている一太郎の文字から遠くに行かないところで作りました。ただし、以前の若かった一太郎ではなく、大人になった、選りすぐれた機能を持つ、大きくて、やさしくて、安心感のある一太郎のイメージを、一太郎の『一』に込めました。これからも一太郎がさらに愛されて大きくなるように祈っています。」
●自由闊達な表現力の手助けをしてくれる、一太郎というイメージを表現したこのパッケージが優れていると思ったから
●斬新で躍動感を感じる。新時代に向けて「白と黒」で進化を続ける一太郎を表現しています。一目惚れしました。伝統の赤をそれとなく残しているのもいい。
●日の丸をイメージさせる紅白のコントラストと、一太郎と記された流れるような筆さばきが“純国産”を主張しているようで良い。また、シンプルで斬新感がある。
●時代はChange、一太郎も25年目の変わり目。機能性においては支持されているところは継続(いいものはいい)し、斬新なイメージでユーザーを広げてもらいたい。
●一太郎の売りはディスプレイのどこからでも入力できる自由度と日本語入力の利便性。最近は一太郎の赤というイメージが強いが一太郎Ver.3の頃は白。MS-DOS時代からのユーザーとしては、原点復帰で一太郎の自由度を象徴するB案がいい。
●25周年という節目で「けがれがなく清らかな」白を用いることにより、「未来に向けてお客様と共に成長を続け進化していくこと」の決意を表す。
●あらゆる書体に対応する力強さを感じ、また、初心を大切にするメッセージも含まれており、一見して「一太郎」であることが好い。
パッケージ投票事務局より
一太郎を今までと違うタイプの筆文字にするとどうなるか、を表してみた案です。賛否両論ありましたが、2番目に高い支持を得ました。
やはり一太郎は筆文字の印象が強いのでしょうか。
また「一太郎=赤」というイメージがある中、「白のパッケージが新鮮!」というご意見も多くいただき、高い支持につながりました。
●扇は、持ち運びのできるもので、暑い時の必要品ですが、一太郎ソフトもノ−トパソコンに入れて持ち運びできる、必要品。日本伝統のソフトを飾るにふさわしい、扇のE案が良いと思います。
●日本の礼を象徴する扇子の図柄に共感、今後も日本人の感覚、文章形態に沿ったソフト開発を進めていただきたい。
●日本人に使いやすいように作られた一太郎は、創意工夫と格調高い品質を「扇子」になぞらえて重厚になおかつ品良く見えるパッケージにしてある。
●一太郎カラーの赤を基調色にして、直線と曲線の組み合わせから広範囲な機能強化を連想させる。中帯をすることによって、和装をイメージし帯により和服姿同様、全体が引き締まっている。遠慮がちな一太郎の文字もすでに25年の重みがあり、十分である。
●「日本」の一太郎である。まさに日本人にしか分からない機微な表現感覚を持つ一太郎であるため、和の巧のイメージと写真表現のこだわりが、一太郎に相応しい。
●扇子には持ち歩いてサッと開く「粋(いき)」な日本文化のイメージがあります。行程一つ一つの職人技によって完成する扇子は、一太郎の製作工程にも通ずるところがあるのではないでしょうか。日本語を綴る誰もに愛される「日本語ワードプロセッサ」の「要(かなめ)」、洗練されて赴き深いE案が私は好きです。
●鋭い横線や斜線は一太郎が得意とする罫線機能を連想させ、中心にある半円は使いやすさ・安心を連想させる。また、一太郎のイメージ色である赤に暖かみのあるオレンジ色を加えることで、今までの使いやすさを保証しより一層の発展を感じさせている。継続性と発展を期待させるデザインであると考える。
パッケージ投票事務局より
「品がある」というご意見を多数いただきました。5つのパッケージの中で唯一金色に近い色を使ったことで華やかさを感じていただけたのでしょうか。
なお、何十人もの方から「扇子だけにセンスがある!」というコメントをいただいたのが非常に印象的でした(笑)
●紐には「結ぶ」というモチーフがありますので、「日本語とPCを結びつけるもの」「ATOKと一太郎の結びつき」という意味合いを重ねることができます。
●今までのユーザーや新しいユーザーとの繋がりをイメージする紐、さらにその紐が精密に折られた組紐で、昔からの確かな技術を表していて新しい一太郎のイメージとしてもっともふさわしいと思う。
●組紐は細い絹糸や綿糸を編んで織り上げた紐ですが、一本一本の細い糸の組み合わせで美しい色彩や模様を作り上げます。一太郎も様々な機能が組紐の如く重なり美しい日本語を編み出します。
●組紐には古来より、「縁を結ぶもの」「永遠をつむぐもの」という意味も込められています。25周年経った今でも愛される「一太郎」。この先、30年、50年、100年・・・と愛され続けるソフトウェアであって欲しいという意味も含めD案を選びました。
●伝統工芸の組紐は、現在においても新しい視点を盛り込み、息づいています。私も「一太郎」を使い出して長年経ちますが、使いやすさと機能の充実ぶりは変わらないコンセプトと新しい機能の融合を果たしている点で「組紐」と「一太郎」に共通のものを感じます。
●日本語の精緻と繊細、他国語に見られない多様な表現力。組紐の伝統と、一見素朴で芯が強く、時代を重ね愛され、新しい発展を続ける。私が一太郎を支持する理由です。
●単に「和」を強調するに止まらず、人間国宝も存在する組紐技術には、日本人特有の永年に渉る人間力(智恵&技術)の研鑽の賜物。PC登場以来、研鑽を積み重ね続け今日まで来た「一太郎」の25周年とイメージが重なるように思えます。
パッケージ投票事務局より
組紐は「こだわりのものづくり」をイメージしたものでしたが、別の見方をされた方も多かったようです。
中でも「一太郎」と「ユーザー様」の結びつきとしてとらえていただいた方が多かったのは、非常にうれしく思いました。
今後もこの結びつきをゆるめることなく、より強固にしていきたいと思います。
●味気ない外向け文書なら他のソフトでもいいけれど、自分の思いを込めたプレゼンや企画書などを作るとき、僕は必ず「一太郎」を使う。一太郎はそれに応えてくれるソフトウェア。僕と一太郎の良縁をずっとつないでいきたいから、僕はC案を選びます。
●「縁」は良悪にかかわらず、全ての物事に通じる。その中で「良縁」は全ての物事を良い方向に導いて暮れる。中でも、人は誰でも幸せでありたいと願うその幸せを表現したのは、古来より「水引」は日本では祝いを表している。従って、「一太郎」のソフトの使用することで、「幸せ」を感じてくれたならいい、と思う
●人間関係が希薄になり 結び目が必要な時代 だからこそ「日本の一太郎」はいろいろなものを結ぶ。結び目が必要な時代だからこその選択です。
●日本独自の文化を表す水引をモチーフにしており、日本文化を象徴するとともに、ユーザーが表現する文書によるコミュニケーションを通して関係を持続させる縁結びを連想させる。
●いつまでも一太郎がしっかり結ばれ、初代の一太郎からの意志をつないでいる。一太郎Ver.1から愛用しています。
●一太郎25周年の贈り物というイメージと今後も永遠に結ばれる一太郎の縁(円)のイメージで選択しました。
●日本古来から祝い事の印は「のし」にあり、その象徴が25周年の祝い事にふさわしいデザインと思い推奨いたします。
パッケージ投票事務局より
25周年のお祝い、ということで多くの方からご支持をいただきました。お祝いの言葉も多数いただき、本当にありがとうございます。
なお、いただいたコメントから、水引が長野県の名産であるということを(恥ずかしながら)初めて知りました。
お客様からいただく声によって新たな発見がある、ということを改めて強く感じました。